« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »

2009年6月

「弁護士が書いた究極の文章術」書評のご紹介

弁護士が書いた究極の文章術」(法学書院)は,

今年の3月に出版した拙著です。

多くの方にお読みいただき,

ネットやブログで取り上げても取り上げていただき,

大変感謝しております。

ここで,主要なものを,6つほどご紹介させていただきます。

①ビジネスブックマラソン(土井英司さん)

http://d.hatena.ne.jp/eliesbook/20090329/1238372743

②オアゾ丸善「オフィス街の本屋さん」(山本佳子さん)

http://book.marunouchi-office.jp/recommend/002176.html

③セブン&ワイ(まめなる書房 ゆりぃか店長)

http://myshop.7andy.jp/myshop/hinomotonoeureka/-/shelf_id/05

④嶋ひろゆきブログ 現役最強サラリーマンの勉強会(嶋ひろゆきさん)

http://uregao.blog44.fc2.com/blog-entry-273.html

⑤近藤社労士事務所のワーク・ライフ・バランス向上ブログ(近藤明美さん)

http://kondo-sr.sblo.jp/article/28160729.html

⑥マスタリーフォーサービス。井藤行政書士事務所のブログ(井藤真生さん)

http://blog.fullstage.biz/article/29170756.html

その他大勢の方々から,ご紹介いただいています。

著者として,とても嬉しいく思います。

この場をお借りして,お礼を申し上げます。

ありがとうございました。

なお,拙著のご感想やご意見などは,

このブログにある「質問ボックス」でもお受けしております。

お気軽に,ご投稿ください。

|

Wednesday READING-No.9-シュテファン・ツヴァイク=片山敏彦訳「人類の星の時間」(みすず書房)  

みなさん,こんにちは。弁護士の木山です。

蒸し暑くなってきましたが,いかがお過ごしでしょうか。

今週ご紹介する本は,「人類の星の時間」という本です。

著者は1881年ー1942年を生きた詩人であり小説家。

本書は1943年に原書の初版が出版されたものです。

日本語版は1961年ですので,古典の部類です。

文学部出身でもない私がこの本を知ったきっかけは,

脳科学者の茂木健一郎さんの本でした。

この本もおすすめなのですが、それは次の著書。

偉人たちの脳 文明の星時間」(毎日新聞社)

なんだかサブタイトルが似ていますよね。

茂木さんは,まえがきで,次のようにいっています。

「大学院に在籍していた頃、机の横にいつも1冊の本を置いていた。オーストリアの文学者、シュテファン・ツヴァイクの『人類の星時間』(略)。ナポレオン,ゲーテ,トルストイなど、さまざまな歴史上の人物たちにとって人生の岐路となった決定的瞬間を描いた短編集。悩みにとらわれた時など,折りに触れて頁を開いた。」(13頁)

読みやすさからいうと断然,茂木さんの本ですので、

まずはこちらからを読むと,入りやすいと思います。

シュテファン・ツヴァイクは,「序」で次のようにいっています。

「1つの国民の中に常に無数の人間が存在してこそ,その中から一人の天才が現われ出るのであり,常に無数の坦々たる世界歴史の時間が流れ去るからこそ,やがていつかほんとうに歴史的な,人類の星の時間というべきひとときが現われ出るのである。」(1頁ー2頁)

歴史上の天才を「星」にたとえて,その「時間」を描写する名著。

読み応えがある本ですので、

じっくり時間のとれる休日におすすめの本です。

人類の壮大な時間を味わえると思います。

|

延滞税が免除されない場合(その⑥)

延滞税の免除がされない場合,争う手段はないかというご質問。

今回は6回目。最終回になります。

これまでのおさらいをします。

上記ご質問は,次の4点の問題に整理できました。

①延滞税を免除しないことに「処分性」が認められるか。

②「処分性」がない場合,ほかに争う手段はないか。

③争う手段があるとしても,時効や除斥期間はないか。

④争う手段があるとしても,「免除することができる」という条文を

根拠に免除しないことの責任を追及できるか?

このうち,①~③については前回までにお話をしました。

①処分性はない。

②もっとも,争う手段としては,次の3つが考えられる。

(1)義務付け訴訟

(2)国家賠償請求訴訟

(3)公法上の不当利得返還請求訴訟

③もっとも,それぞれ,短期消滅時効や除斥期間の問題がある。

さて,今回は④です。

1番問題になる点かと思います。

もし,条文の文言が

「~の場合には,延滞税を免除しなければならない」あるいは

「~の場合は,延滞税を免除する」となっていた場合。

「~の場合」に該当するのに,免除されなかったのであれば,

この点について訴訟で争う余地がありそうです。

ところが,本件の条文の定めは「免除することができる」です。

つまり,文言上は,免除することが義務とまではいいにくく,

むしろ,「免除することも可能だ」という裁量的な定めです。

そこで,こうした裁量的な定めであるにもかかわらず,

延滞税を免除しなかったことについて,責任をとえるか,

免除されなかった延滞税を還付してもらえるか,

という点については,裁量の逸脱があったか否かの問題に

なる可能性があります。

もっとも,裁量の問題だとすると,納税者には厳しくなります。

ほかに考えられる方法としては,

同じような状況の場合,延滞税が免除されているケースがある。

それが慣例になっている。

けれど,当社だけ免除されなかった。

こういう場合には,租税平等主義違反の問題が出てきます。

判例がある分野ではないため,方法論の提示にとどめますが,

いままでの全6回でご説明したような点が問題になりそうです。

|

Wednesday READING-No.8-桜井進「2112年9月3日,ドラえもんは本当に誕生する!」(ソフトバンク新書)  

みなさん,こんにちは。弁護士の木山です。

雨の季節になりましたが,いかがお過ごしでしょうか。

今週ご紹介する本は,ドラえもんの本です。

といっても,藤子不二雄さんの漫画ではなく,

ドラえもんに登場した「道具」を科学的に検証する本です。

新書サイズで,206頁。

分量もそれほど多くなく,読みやすい本です。

著者の桜井さんは,予備校の数学の講師をされている方。

子ども向けの漫画として描かれた「ドラえもん」。

けれど著者の桜井さんによれば,そこに登場した道具は,

最先端の科学技術から説明できるもの,

今後,登場が期待できるものが多いそうです。

ドラえもんに登場する夢のような道具も,

いまでは夢ではない(現実にある)というものもあります。

巻末の「ワクワクふろくー具現化したドラえもんグッズ」で,

実現済みの「道具」が紹介されています。

紹介されている道具には、次のものなどがあります。

「かべかけテレビ」「全チャンネルかべかけテレビ」

「かべかけテレビ」は当時は考えられなかったもの。

いまはありますよね。

「全チャンネルかべかけテレビ」は,

「読んで字のごとく,全部のチャンネルが,1画面に

9分割されて現れる仕組みを指してい」るそうです。

(200頁)

これもありますよね。

子どものころに読んだ懐かしい世界に浸りながら,

いまの世界はいつの前にか技術が進歩していることを

改めて実感できる本です。

ちなみに「タイムマシン」は実現不可能だと著者はいいます。

「もし,1千年後の地球の科学が目覚ましく発達して

タイムマシンをつくることができたら,未来から現代の

私たちの世界にとっくに現れているはずです。」(55頁)

タイムマシンが現代に現れていない時点で,

未来永劫,タイムマシンが作られる可能性はない。

確かにそうかもしれません。

ちなみに,私は子どものころ,「UFO」の正体を未来の

地球人が乗っているタイムマシンだと思っていました。

タイムマシンだから,過去を変えないよう,

現代の地球人と接触をしてはいけない決まりがある。

それで,人知れず,見つからないように,

やってきているが,たまにドジをして見られてしまう。

そんな想像をしていた子どものころが懐かしくなりました。

本書を読むと,科学技術やアイデアというものが,

子どもの持つ夢から生まれていることがわかります。

|

延滞税が免除されない場合(その⑤)

延滞税の免除がされない場合,争う手段はないかというご質問。

今回は5回目です。

これまでのおさらいをします。

上記ご質問は,次の4点の問題に整理できます。

①延滞税を免除しないことに「処分性」が認められるか。

②「処分性」がない場合,ほかに争う手段はないか。

③争う手段があるとしても,時効や除斥期間はないか。

④争う手段があるとしても,「免除することができる」という条文を

根拠に免除しないことの責任を追及できるか?

前回は,③のうち消滅時効についてお話をしました。

国家賠償請求訴訟には,3年の消滅時効がある。

公法上の不当利得返還請求訴訟には,5年の消滅時効がある。

いずれも「起算点」をいつと考えるかという問題もあり,

それによっては上記期間を事実上伸長できること。

前回はこういったお話をしました。

残るは「除斥(じょせき)期間」です。

除斥期間というのは,一定の期間によって権利が消滅する。

この点では,消滅時効と似ています。

大きな違いは,「中断」があるかどうかです。

時効の場合は,裁判上の請求をすれば,時効が中断します。

これに対して,除斥期間の場合は中断はありません。

一定期間が過ぎれば,その権利は消滅してしまいます。

そして,国税に関する更正については,減額も含めて,

5年で除斥期間にかかるとされています。

具体的には,国税通則法70条に定めがあります。

そのため,義務付け訴訟を提起する場合,

たとえば,申告期限から5年を過ぎていた場合に,

それもで,当該処分をすべきだという訴訟をできるか。

という論点があります。

本件は延滞税なので「処分」ではないのですが,

同じような議論が妥当する可能性があります。

次回は,④について解説します。

注)明日は「ウェンズデイ・リーディング」です。

|

延滞税が免除されない場合(その④)

延滞税の免除がされない場合,争う手段はないかというご質問。

今回は4回目になります。

これまでのおさらいをします。

上記ご質問は,次の4点の問題に整理できます。

①延滞税を免除しないことに「処分性」が認められるか。

②「処分性」がない場合,ほかに争う手段はないか。

③争う手段があるとしても,時効や除斥期間はないか。

④争う手段があるとしても,「免除することができる」という条文を

根拠に免除しないことの責任を追及できるか?

このうち①と②については,前回までにお話をしました。

つまり,①延滞税を課すことにはそもそも「処分」性はなく,

そうである以上,延滞税を課さないことも「処分」ではない。

②もっとも,次の2つの手段が争う方法としてあり得る。

考えられる手段をしては3つ。

(1)義務付け訴訟

(2)国家賠償請求訴訟

(3)公法上の不当利得返還請求訴訟

もっとも,それぞれの方法ともにクリアすべき問題があります。

それが,③消滅時効や除斥(じょせき)期間の問題です。

今回は,このうち「消滅時効」があるものをご説明します。

まず,(2)国家賠償請求訴訟には,消滅時効があります。

「損害及び加害者を知ったときから」3年です。

根拠条文は,国家賠償法5条・民法724条です。

ご質問のケースで考えますと,延滞税が免除されるべきなのに

されなかったという事実(損害発生の事実)を知ったときが

上記3年の短期消滅時効の「起算点」になります。

場合によっては,「起算点」がいつかが争点になるでしょう。

また,(3)公法上の不当利得返還請求訴訟の場合にも,

消滅時効が定められています。

「請求をすることができる日から」5年で消滅時効にかかります。

これは国税通則法74条1項に定められています。

以上の消滅時効については,民法の消滅時効と同じです。

したがって,上記のような短期消滅時効があるといっても,

その間に裁判上の請求をするなどすれば,

消滅時効が中断することになります。

また,起算点の解釈次第では,期間を事実上伸ばすことが

できます。それぞれの案件ごとに検討する必要があります。

除斥(じょせき)期間については,次回お話ししようと思います。

|

Wednesday READING-No.7-テイラー・クラーク=高橋則明(訳)「スターバックス 成功の法則と失敗から得たもの」(二見書房)  

みなさん,こんにちは。弁護士の木山です。

今週ご紹介する本は,ご存じ,「スターバックス」の本。

いわゆるスタバの「成功と影」について書かれた本です。

コーヒー好きの方には,とても楽しめる本だと思います。

上製本で350頁。

翻訳本なのでボリュームがあり,字もつまっていますが,

スタバのことだけでなく,コーヒーの歴史も描かれており,

興味深いエピソードも多く登場し,読み応えがあります。

特に,コーヒーのエピソードが,面白いです。

たとえば,次のようなもの。

「人類がはじめてコーヒーを経験したのは六世紀で,

カルディというヤギ飼いの少年が,普段はおとなしい

ヤギたちがコーヒーの実を噛むと,突然に興奮して

跳ねたり,くるくる回ったりすることに気づいた。

少年もみずから数粒の実を食べると活力がわいてきて,

がらにもなく政治の話をしたり、へたな詩を書いたり

したくなったのだ。

こうして世界はコーヒー豆を知ることになったという。」

(27頁ー28頁)

意外と知られていませんよね。

また,フランスの作家のオノレ・ド・バルザックは,

1日に60杯のコーヒーを飲んだそうです。

同書によると,「本当かと疑いたくなる話だが,彼は,

コーヒーが脳の機能に与える影響について幻想的な文章を

書いているのだ。「速歩行進をする大軍勢のように動いていた

アイデアが伝説的な攻撃部隊に変わり,戦いが起こる。

…形と特徴が成長し,紙がインクで染まっていき,

この黒い水の奔流のなかで夜中の作業は始まり,そして

終わる」(33頁ー34頁)

という伝説的な話なども出てきます。

随分とセンセーショナルな書きぶりですが,

コーヒー好きで,執筆など日々行っている私には,

少し納得がいってしまうところがありました。

コーヒーを飲むことで,読書にも味わいが出ますし,

仕事や執筆へのエネルギーもわいてくるものです。

その科学的根拠はわかりませんが,

私にとってコーヒーは,知的活動のエネルギーです。

訳者まえがきには,次のように書かれています。

「本書を読まれた方はきっと,おいしいコーヒーが

飲みたくなるだろう」(7頁)

もちろん,コーヒーは苦手という方でも楽しめます。

企業の成功法則やコーヒーの知識を得られるでしょう。

コーヒーが健康のよいかについては,

賛否両論あるところで,医学的なことはわかりませんが,

病気ひとつせず長生きした私の祖母が,

毎日3杯以上は飲んでいたのをみてきたため,都合よく,

健康にもいいのかなと,私は勝手に解釈しています。

最後に,その他のコーヒー本も簡単にご紹介しておきます。

最近読んだ本で面白かったコーヒー本は,次の2冊。

①松田公太「すべては一杯のコーヒーから」(新潮文庫)

こちらも私が好きなタリーズコーヒージャパン株式会社を

創業された松田社長の自叙伝的な話です。

②高井尚之「日本カフェ興亡記」(日本経済新聞出版社)

3冊とも,装丁に味わいがあります。

眺めているだけでも,優雅な気分になれるコーヒー本です。

|

延滞税が免除されない場合(その③)

延滞税の免除がされない場合,争う手段はないかというご質問。

前回は,次の4つの問題に整理できるとお話しした上で,

①と②について解説をしました。

①延滞税を免除しないことに「処分性」が認められるか。

②「処分性」がない場合,ほかに争う手段はないか。

③争う手段があるとしても,時効や除斥期間はないか。

④争う手段があるとしても,「免除することができる」という条文を

根拠に免除しないことの責任を追及できるか?

前回のおさらいを簡単にします。

①延滞税を課すことにはそもそも「処分」性はなく,

そうである以上,延滞税を課さないことも「処分」ではない。

②もっとも,次の2つの手段が争う方法としてあり得る。

「義務付け訴訟」

「国家賠償請求訴訟」

以上が,前回のおさらいです。

また,以上に加え次の手段も考えられます。

「公法上の不当利得返還請求訴訟」

「不当利得返還請求」は,民法に定めがあります。

つまり,法律上の原因がない給付があり,

これにより損失を被った者がいて,利益を得た者がいる場合に,

損失を被った者が受益者に利得の返還請求をするものです。

「不当利得返還請求」の相手方が,国又は公共団体になると,

「公法上の不当利得返還請求」と呼びます。

以上,改めて整理しますと,次の3つの手段が考えられます。

(1)義務付け訴訟

(2)国家賠償請求訴訟

(3)公法上の不当利得返還請求訴訟

もっとも,それぞれの方法ともにクリアすべき問題があります。

まず1つ目は,消滅時効や除斥(じょせき)期間の問題。

この点については,次回,それぞれ解説したいと思います。

|

延滞税が免除されない場合(その2)

延滞税の免除がされない場合,争う手段はないかというご質問。

前回は,次の4つの問題に整理できるとお話しました。

①延滞税を免除しないことに「処分性」が認められるか。

②「処分性」がない場合,ほかに争う手段はないか。

③争う手段があるとしても,時効や除斥期間はないか。

④争う手段があるとしても,「免除することができる」という条文を

根拠に免除しないことの責任を追及できるか?

本日は,①と②について解説します。

まず,①について。

延滞税は,法定の事由の要件を満たすと同時に発生するため,

「処分」性はないと解されています。

したがって,処分取消訴訟を提起する場合においても,

本税と加算税の取消しは求めますが,

延滞税の取消しは求めません(本体で勝訴すれば自動的に

延滞税も還付されることになります)。

したがって,延滞税を免除すべきなのに免除しないことが,

「処分」になることはありません。

よって,処分取消訴訟を提起することはできません。

そこで,②の検討に入ります。

もっとも,行政の「不作為」を是正する方法はあります。

本件の場合は,延滞税の免除を促したいのでしょうから,

手段としては「義務付け訴訟」という方法が考えられます。

延滞税の免除を義務づける裁判を求める方法です。

また,延滞税の免除がされるべきなのにされないということは,

本来納めるべきではない延滞税を納付し,その結果,

延滞税相当額について「損害」があるといえそうです。

そこで,その損害の回復を求めて国家賠償請求訴訟をする,

という方法も考えられます。

このように争う手段としては,

1)義務付け訴訟

2)国家賠償請求訴訟

があり得ることになります。

このように手段としては考えられますが,実際に認められるか,

については,③,④の問題とからみ,ハードルがあります。

(つづく)

|

Wednesday READING-No.6-嶋ひろゆき「“売れ顔”の法則」(ダイヤモンド社)  

今週ご紹介する本は、マーケティングの本です。

著者の嶋ひろゆきさんは、商品を“売れ顔”にする

「顔マーケティング」の専門家です。

大塚製薬で「スゴイダイズ」をヒットさせ、また、

「ソイジョイ」の初期の開発を担当された方です。

法学部を出て法律の勉強ばかりしてきた私などには、

目から鱗の話ばかりで、拙著を出版するにあたっても、

参考にさせていただいた本です。

この本で1番、頭に焼き付いたのは「ヒットの7ステップ」。

商品が売れてヒットするためのプロセスを分析したもので、

次の7つのステップを全てクリアする必要があるそうです。

1(商品を)知る

2(商品の顔に)気づく

3(商品を)手にとる

4(ウリを)理解する

5(商品を)買う

6(ウリを)実感する

7(商品の)リピーターになる

(36頁ー37頁)

7つのプロセスを具体的にイメージすると次のとおりです。

(なお,以下のイメージは私の「あてはめ」です。)

1(新聞広告をみて村上春樹の新刊「1Q84」が発売された

ことを知る。しかもニュースによれば発売初日で64万部

だという)=知る

2(三省堂書店にふらっと立ち寄ってみたら、その「1Q84」

が平積みされているのを目にした)=気づく

(余談ですが、三省堂書店は神保町本店,有楽町店ともに

1巻は売り切れになっていました。)

※ 6月3日(水)のお昼に立ち寄ったところ,三省堂神保町

本店は1巻が入荷されていました。

3(どんな本かと思いパラパラめくってみた)=手にとる

4(パラパラめくっていたら、面白そうな本だと思った)

=理解する

5(レジに行き購入する)=買う

6(読んでみると、予想以上に面白かった!)

=実感する

7(同じ著者の本も読もうと思い、「ノルウェイの森」や

「スプートニクの恋人」もアマゾンで注文した)

=リピーターになる

この7つのプロセスを常にイメージし、物事をみると、

商品や本などが売れるために必要なポイントが、

最低でも7つあることがわかってきます。

7つすべてをクリアする必要性が実感できます。

あらゆる業種に応用できる視点だと思います。

そして実際に売れるかどうかをチェックするには、

「実際の売場の棚に並べてみること」がよいそうです。

(151頁)

詳しくは「“売れ顔”の法則」に書かれていますが、

この視点もあらゆる業種に応用できる視点だと思います。

弁護士であれば、自分の書いた準備書面が、

実際に裁判所の係属部に置かれた場面をイメージする。

受験生であれば、自分の書いた答案が、

試験委員の手元に置かれた場面をイメージする。

商品であれば、自分が手がけた製品が、

小売店の棚に陳列された場面をイメージする。

そのとき、どのような状態なのか。

相手にどのように映るのか。

相手がどのようにそれを捉えると予想されるか。

そういった視点を持つことの大切さを教えてくれます。

ちなみに、著者の嶋ひろゆきさんとは、

先日お会いする機会がありました。

私もそうなのですが、嶋さんも「法則」好きだそうです。

様々な分野に汎用できる「法則」や「視点」。

専門分野以外の本の中に大きなヒントがありそうです。

|

期間限定公開「ストーリーで学ぶ!現場が知っておきたい税務訴訟入門」

本日より,「スタッフアドバイザー」での記事が公開されました。

期間限定での公開になるようです(6月1日~15日まで)。

先日もご案内いたしましたが,

下記リンクですと,直接該当ページにアクセスが可能です。

http://www.staffad.com/tatiyomi_etc_0906/index.html

リンク先の左上にある「電子ブックを開く」からアクセスできます。

「デジタルブック」になっているようです。

連載は1年程度の長期連載を予定しています。

これまでにない「わかりやすい」税務訴訟入門になるよう,

いろいろ工夫をしていきたいと思っております。

ご意見・ご感想などございましたら,当ブログの質問ボックスまで

いつでもお寄せいただけますと嬉しいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年5月 | トップページ | 2009年7月 »