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2010年9月

Wednesday READING-No.74-中里実=太田洋=弘中聡浩=宮塚久「国際租税訴訟の最前線」(有斐閣)

みなさん、こんにちは。弁護士の木山です。

猛暑から一転、涼しい毎日が続いていますが、

いかがお過ごしでしょうか。

今週ご紹介する本は、「国際租税」をテーマにした専門書です。

近年の追徴課税は、国際税務に関するものが多くなっています。

・タックス・ヘイブン対策税制

・移転価格税制

・国内源泉所得をめぐるもの

・外国税額控除

などが典型的ですが、

これに加えて、課税処分はまだなされた例は聞かないものの

これからの税務問題を考えるうえで、多くの企業が懸案事項

とされているであろう「外国子会社配当益金不算入制度」など

の適用をめぐる問題も登場しています。

昨年から新設された「外国子会社配当益金不算入制度」は、

法人税法23条の2が定めているものですが、判例もなく、

事例で考察をしていくと、法解釈で様々な論点が出てきます。

本書では、こうした新しい諸問題についても、

過去の参考になる先例や、現在の論文等を示しながら、、

突っ込んだ研究がなされています。

近年著名な「国際租税訴訟」の判決の分析も詳細です。

国際租税を取り扱う専門家、企業の方にとって

深い示唆とヒントを与えてくれる良書だと思います。

【税務訴訟の著書】

※ 税務訴訟の判例や実務を1冊にした体系書

   木山泰嗣「税務訴訟の法律実務」(弘文堂)

※ 小説で「税務訴訟」を描いた作品

   木山泰嗣「小説で読む行政事件訴訟法」(法学書院)

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LECでの実務家講演

9月11日に行われたLECさんでの実務家講演の模様が

昨日から同社のHPにアップされ、閲覧可能になりました。

動画で1時間視聴できます。ご興味ある方はご覧くださいませ。

主としてこれから弁護士を目指される方々に向けて、

わたしのいまとこれまでをお話したものです。

○LEC東京リーガルマインド「法律文化」

http://www.lec-jp.com/h-bunka/

【お知らせ】

わたしの修習時代の同期で友人の四宮隆史氏が、

「小説で読むシリーズ」の新刊を出版されました。

○「小説で読む知的財産法」(法学書院)

http://www.webdice.jp/diary/detail/4774/

弁護士でありながら、会社を経営し、テレビ番組の制作や

映画のプロデュースなどもしているものすごい人です。

わたしの書いた小説をいつか映画にして欲しいという

修習時代からの夢があり、心待ちにしていたのですが、

ご自身で小説まで書き始められました。

さすが映画やテレビ番組を制作するプロだけあって、

とてもわかりやすく、かつ、サービス精神旺盛の内容です。

またわかりやすい文体と文章力、その筆致に驚くばかり。

くわえて知財の分野に非常に詳しい弁護士ですので、

相当勉強になる本だと思います。

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水野俊哉さんからのインタビュー(「弁護士が書いた究極の法律力」)

ビジネス作家としてご活躍されている水野俊哉さんから、

弁護士が書いた究極の法律力ー口約束では契約は成立しないのか?

(法学書院)について、著者インタビューを受けました。

水野俊哉さんは、

「成功本50冊勝ち抜け案内」(光文社)

「知っているようで知らない 法則のトリセツ」(徳間書店)

「ビジネス本作家の値打ち」(扶桑社)

などのベストセラーを書かれている方です。

本日の水野さんのメールマガジンで配信されましたが、

PDFファイルをいただきましたので、アップいたします。

「mizuno.pdf」をダウンロード (205 KB)

○「小説で読む行政事件訴訟法」(法学書院)

大阪国際大学の安保克也先生のブログで紹介されました。

http://blog.livedoor.jp/oiu_2007/archives/51159441.html

ありがとうございます。

○「弁護士が書いた究極の文章術」(法学書院)

税理士の福田真弓先生のブログで紹介されました。

http://ameblo.jp/honey-taxaccountant/entry-10649610633.html

ありがとうございます。

○「弁護士が書いた究極の法律力」(法学書院)

英語勉強法など累計320万部のベストセラー作家であり

大手予備校講師の安河内哲也先生のブログで紹介されました。

http://www.yasukochi.tv/blog/2010/09/28-1838.html

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Wednesday READING-No.73-松浦弥太郎「ぼくのいい本こういう本」(ダイエックス出版)

みなさん、こんにちは。弁護士の木山です。

ようやく猛暑も落ち着きましたが、

まだ暑さが残ってますね。いかがお過ごしでしょうか。

今週ご紹介する本は、「暮らしの手帖」編集長の

松浦弥太郎さんが書かれたブックエッセイ集です。

見開き2頁で原則として簡潔するエッセイは、

中性的な文体と、情感で、心地よく読めます。

その都度、テーマを同じくした本が2冊紹介され、

ブックガイドとして利用することもできます。

「顔色変えて、ムフって笑ったりする本」

「「姫はじめ」は、この2冊」

など、えっ、どんな本?と、

思わず声を上げてしまいそうになるタイトルも多く、

知らず知らずのうちに松浦さんの世界に引き込まれていきます。

読書の秋に、やわらかい肌触りで、

自然にお付き合いしたくなる。そんな1冊です。

【関連書籍】

木山泰嗣「弁護士が書いた究極の読書術」(法学書院)

【WEBマガジン】

木山泰嗣「後悔しない大人のための読書論」(ジンジュール)

http://www.jinjour.jp/column/22883.html

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新刊「弁護士が書いた究極の法律力ー口約束では契約は成立しないのか?」について

新刊「弁護士が書いた究極の法律力

ー口約束では契約は成立しないのか?」

について,いろいろな方が,

ブログで感想を書いてくださっています。

検索でみつけられた範囲で,

以下ご紹介させていただきます。

○弁護士の荘司雅彦先生のブログ

http://plaza.rakuten.co.jp/justice7711/diary/201009020000/

○アナウンサーの倉島麻帆さんのブログ

http://blog.livedoor.jp/kurashimamaho/archives/51853309.html

○弁護士の反町雄彦先生のブログ

○公認会計士の香川先生のブログ

http://ameblo.jp/cpa-kagawa/entry-10639708912.html

○とみおかきよみさんのブログ

http://happy.angelica-root.net/?eid=26

○住宅診断アドバイザー・野口さんのブログ

http://blog.livedoor.jp/yun2828/archives/52552740.html

○税理士の大沢育郎先生のブログ

http://www.cfptax.com/column/archives/17.html

○ライターの高橋洋子さんのブログ

http://ameblo.jp/yo-coo/

数日前、某大学の法学部の先生から、同書を

学生の教科書にしたいと、出版社にまとめて

20冊ご注文いただいたとの報告も受けました。

一般の方でもわかるように書いた

「法律の考え方」入門です。

身近によくある事例を題材に解説しています。

ぜひお読みいただければ嬉しいです。

ブログはチェックしておりますので、

ご感想をお書きいただければ幸いです。

また、ご紹介させていただきます。

【お詫び:「弁護士が書いた究極の法律力」に2箇所、

                       誤記がございました。】

126頁ー128頁の「連帯保証の2つの性質」は、

通常「保証」の性質を記載したものです。

「連帯保証」ではなく「保証」になります。

130頁5行目「会社の取締役や」は削除になります。

現行法では破産をしても取締役の欠格事由にあたりません。

☆「法律の考え方」をお伝えする本ですので、

主旨に影響ありませんが,誤解をあたえる表記がありました。

2刷からは訂正をさせていただきます。

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不動産倶楽部(税務部会)での特別講演「長崎年金訴訟からみた税務訴訟の実際」

「週刊ビル経営」さんが主催されている

不動産倶楽部・税務部会勉強会で,

9月7日に行った特別講演の模様が,

「週刊ビル経営」2010年9月13日号に掲載されました。


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「ITmedia エグゼクティブ」に「究極の思考術」が掲載されました。

「ITmedia エグゼクティブ」に,

拙著「究極の思考術」(法学書院)のコラム、

「ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術 

すぐに使える「二項対立」の視点」

が掲載されました。

http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1009/16/news011.html

また,「ジンジュール」に,

読書コラム(後悔しない大人のための読書論)の第2回がアップされました。

http://www.jinjour.jp/column/8677.html#more-8677

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新刊をテーマに,USENラジオに出演しています。

本日(9月13日)から1週間(9月19日まで),

USENラジオ(ビジネス・ステーション)に出演しています。

1時間番組で,24時間繰り返し放送されています。http://music.usen.com/modules/I/content0028.html

今回は,今月発売になった新刊

弁護士が書いた究極の法律力ー口約束では契約は成立しないのか?」(法学書院)

をテーマに,村西勘九郎さんとのトーク番組です。

USENラジオをお聴きできる環境の方は,ぜひお聴きください。

本には書いていない話などもしています。

○LEC実務家講演(9月11日実施)の模様

 http://www.kv-jp.com/event/2010/09/post_360.php

 土曜日は多くの方にお集まりいただきました。

  ありがとうございました。

 次回の講演は,当事務所の所長 鳥飼重和弁護士です。

 http://www.lec-jp.com/event/entry/index.php?id=2152

 講演でも少しお話しましたが,素晴らしいボスです。

 ぜひこちらもお越しくださいませ。

○「週刊ホテルレストラン」(オータパブリケイションズ)で

 連載がスタートしました。WEBにも掲載されています。

 http://d.hatena.ne.jp/hoteresweb_law1/

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新司法試験の合格発表

本日,新司法試験の合格発表があったようです。

http://www.asahi.com/national/update/0909/TKY201009090301.html?ref=goo

ロースクール(法科大学院)を卒業した方が受験する

新司法試験の制度ができてから,

過去最低の合格率だったとのことです(25%)。

わたしが受験していたころは,2~3%の合格率でした。

制度が違うため,単純な比較はできませんが,

ロースクールで一所懸命,勉強をしてきたのに,

不合格になった受験生の方には,厳しい1日だったと思います。

しかし,合格率うんぬんにかかわらず,

来年の合格を勝ち取るためには,

不合格になった原因を徹底して分析することが重要です。

ご自身の弱点を克服し,

法曹として活躍するための勉強の機会が与えられた。

そう考えて,ぜひ前向きな1年をスタートさせてほしいです。

わたしも3回の不合格が,大きな経験になりました。

いまある壁を乗り越えて,がんばっていただきたいです。

(追伸)

この記事を書いたあとで,

昨年エクスターンシップで指導担当をした卒業生から,

「無事,合格しました」というメールをいただきました。

見事,合格された方,おめでとうございます!

これからがスタートです。

バイタリティあふれる法曹になっていただきたいと思います。

○9月11日(土)にLECさんで実務家講演をします。

 http://www.lec-jp.com/event/entry/index.php?id=2140

  わたしがいまやっている弁護士としての活動のほか,

 受験時代のお話もしますので,合格された方に限らず,

 残念ながら不合格になった方,弁護士や司法試験に

 ご興味がある方などふるってご参加いただければ幸いです。

 無料で,どなたでもご参加できます。

(追加)

当時の講演の模様(動画1時間)はこちら↓で視聴できます。

http://www.lec-jp.com/h-bunka/

○旧司法試験の不合格が原動力になった勉強法の本

 木山泰嗣「弁護士が書いた究極の勉強法」(法学書院)

 3回目の不合格で落ち込んだところから,

 まえがきが始まるエッセイ風の勉強法本です。

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長崎年金訴訟「二重課税」判決の余波

長崎年金訴訟で7月,最高裁は「二重課税」だと判断しました。

判決は大きく報道され,

このブログでも判決直後にコメントを書かせていただきました。

その後,財務省と国税庁は,

争っていなかった他の納税者に対する「還付」の問題を検討。

最近の報道では,以下のことが明らかになりました。

・10月下旬から還付を始める方針を固めたこと

・複数年に分けて受け取る年金のうち

 最高裁が違法と判断した1年目については全額還付をし,

 運用益が含まれる2年目以降については元本部分のみを

 還付すること

・以上については,過去5年分にさかのぼって還付すること

・対象は約20万件で,約30億円にのぼること

訴額がわずか2万5000円の1件の税務訴訟でしたが,

最高裁判決を受けて大きな影響が生じています。

これまでの税務訴訟では,違法と判断された課税について,

争っていない納税者まで還付を受けることは,

基本的にできませんでしたが,今回は異例の対応です。

これまでの税務訴訟,そしてこれからの税務訴訟で,

違法と判断された課税処分はどうなるのでしょうか?

税務訴訟のあり方が,大きく変わってくるかもしれません。

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Wednesday READING-No.72-堀正岳=中牟田洋子「モレスキン「伝説のノート」活用術」(ダイヤモンド社)

みなさん、こんにちは。弁護士の木山です。

まだ猛暑が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

今週ご紹介する本は、ノート術の新刊です。

モレスキンのノートは書店や文房具屋さんに

まとめて置いてあることが多く、

わたしも購入したことがあります。

本書は、そんなモレスキン社の制作協力もあり、

カラーでたくさんのイラストも掲載されている

カタログのような本です。

いわゆるツールの紹介として詳細ですが、

ツール紹介にとどまらないのが本書の特長です。

モレスキンノートの「自由さ」という精神にも言及し、

未来に開かれた可能性があると指摘しています。

わたしは本の出版も多いため、

次の本のネタやアイデアづくりとして、

ノートにメモをとる習慣があるので共感しました。

ノートおたくになる必要はありませんが、

アイデアにつながる言葉を書きつづるグッズを

もつことの効用は計り知れないと思います。

ヘミングウェイ、ピカソ、ゴッホなどが愛用した

「世界で一番愛されているノート」、モレスキン。

装丁が素晴らしくかっこよく、

カバーをみているだけで

アイデアがわきそうな1冊です。

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LECで実務家講演をします(9月11日)

来週の土曜日(9月11日)の17時から、
LEC東京リーガルマインドさんで、
弁護士の実務家講演をいたします。
毎回、実務家が講演をするシリーズで、
わたしは、税務訴訟という専門分野があり、
かつ、執筆活動も行っているため、
この2つの分野についてお話をする予定です。
無料で、どなたでもご参加できます。
ご興味ある方は、ぜひお越しくださいませ。
1 弁護士と専門性
2 弁護士と執筆
3 受験時代の挫折
4 これからの弁護士像
以上のことをお話する予定です。

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読書コラムの連載が始まりました(ジンジュール「後悔しない大人のための読書論」)

WEB記事をメインにフリーペーパーも発行されている

「jin-jour(ジンジュール)」(労務行政研究所発行)で,

読書をテーマにしたコラムの連載が始まりました。

連載をアナウンスする簡単な記事がWEBでも見れます。

ふだんと違い,辛口文体ですが,

毎回おすすめ本も1冊紹介していきますので,

お読みいただければ嬉しいです。

「ヒト×カイシャ=元気」を育てるWebマガジン

「jin-jour(ジンジュール)」

「後悔しない大人のための読書論(第1回)」

http://www.jinjour.jp/column/8669.html#more-8669

1年間の連載を予定しています。

お楽しみいただければ幸いです。

○ 本に眠る28の「宝」を書いた読書論(拙著)

  「弁護士が書いた究極の読書術」(法学書院)

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Wednesday READING-No.71-木山泰嗣「弁護士が書いた究極の法律力ー口約束では契約は成立しないのか?」(法学書院)

みなさん、こんにちは。弁護士の木山です。

残暑というか、猛暑がまだやみませんね。

いかがお過ごしでしょうか。

今週ご紹介する本は、わたしの新刊です。

「究極シリーズ」の第5弾、今回は「法律力」です。

これまでは、

勉強法(2008年9月)

読書術(2008年12月)

文章術(2009年3月)

思考術(2009年9月)

と「技術」をメインにした作品を書いてきましたが、

今回は、「法律」の考え方をテーマにしました。

身近によくある相談事例をまじえながら、

法律を勉強したことがない方でも、

法律の考え方を感じていただけるよう

法律用語については1つ1つ解説をして、

ほとんどにルビ(ふりがな)をつけました。

以下、目次をご紹介いたします。

第1章 究極の法律力とは何か?

(コラム)法律家には「人情」が必要?

第2章 契約書に書かれていることは絶対なのか?

(コラム)「化学」や「医学」より「法学」の方が…?

第3章 契約書の内容を読んでいない場合には、無効だといえるのか?

(コラム)日本人の法意識はどうなっているのだろう?

第4章 口約束では契約は成立しないのか?

(コラム)福澤諭吉が「学問のすすめ」で説いていたこと

第5章 結婚している間にした契約は、離婚すれば解消されるのか?

(コラム)モンテスキューを読んでみよう!

第6章 契約書があれば、いつでも、すぐに権利を実現できるのか?

(コラム)怪物リヴァイアサンとは何者か?

第7章 口約束をした以上、裁判でも契約が成立していたと認定されるのか?

(コラム)法律を知ったうえでどうするのか?

今週末に発売予定、定価は1300円(税別)です。

たくさんのご感想をお待ちしております。

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