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新司法試験に合格するために2-民法から学ぶ

星野英一先生の「民法のもう一つの学び方」有斐閣

という(隠れた)名著があります。

http://www.amazon.co.jp/dp/4641134405

わかりやすい言葉で,法律の勉強の基本が書かれています。

民法の学習法の本ですが,

他の法律科目の勉強にもそのまま通じます。

特に新司法試験で論文の書き方がしっくりこない方には,

大きなヒントを与えてくれる本だと思います。

民法(法律)を勉強する人は,

何を学ぶべきなのかが,理由も含めて書かれています。

ここで学ぶべきとされている内容が,

新司法試験の論文試験でも問われている力と一致します。

法の体系や原理原則,概念などがなぜ重要なのか,

こういったことを改めて知ることで,

いままでより深い法律の学習ができるようになるはずです。

たとえば,「原則」を勉強する理由については,次の答え。

「 民法典には書かれていないけれども,条文と同じ価値

をもっているような法律命題・準則が,かなりあり,とくに

日本民法はほかの国の民法に比べて多く,重要な法命題

だからです。それらは,フランス民法や旧民法とは違った

考え方をとったからなくなったのではなく,当然のことだから

規定しなかったというのですから,条文と同じように学ばねば,

民法を学んだとはいえないのです。」(93頁)

「用語」や「概念」を学ぶことが大事な理由については,次。

「 学問や技術の分野では,テクニカル・タームが必然的に

存在することは,わかり易い道理でしょう。このことは,とり

わけ法律において著しいのです。用語・概念の理解は,法律

学習の基礎です。」(100頁)

それをなぜ勉強しなければならないのかがわかれば,

それをなぜ答案に書く必要があるのかもわかるはずです。

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