書籍・雑誌

新刊のお知らせ―『はじめて学ぶ人でも深くわかる 武器になる「法学」講座』(ソシム)

61冊目の新刊が発売されました。

『はじめて学ぶ人でも深くわかる 武器になる「法学」講座』(ソシム)

いわゆる法学入門的な本なのですが,通常の法学入門と全く異なるのは,法学部生やロースクール生などの「法学」を専門に学ぶ人ではなく,一般の方向けに「法律家の見方・考え方」を読み応えのあるビジネス書としてまとめた点にあります。

もちろん,法学を学んでいる人にもそのまま参考になる内容になっていますが(内容も入門レベルよりも深く突っ込んで書いています),法学を専門に学ぶ人(法学部生)にとっては必要になるけれど,一般の方が知的好奇心から「法学の見方・考え方」を読み物として読む際には,特に必要のないと思われる(専門的な)用語や概念や条文は使わないように心がけました。この点が,他の法学入門とは全く異なる点になります。

大学1年生の必修科目「法学入門」の授業をもって7年目になりますが,その経験をいかしながらも,「取消し」と「無効」の違い,法源など,法学部生には必要になるけれど,説明のための説明のような(非専門家には無味乾燥にしかみえず知ったところで,特に役立つこともないと思われる)用語説明のような本にはしない方針で,本の構成を考えました。

そして,面白く読めるよう,ケースを中心に「見方・考え方」を,法律を専門にしない人が,日常の仕事や発想に使えるような内容にしました。

こうした点で,既存の法学入門書とは異なる大胆なチャレンジをしたつもりです。

SNSなどで本のご感想をいただければ嬉しく思います。

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新刊『税法読書術』(大蔵財務協会)発売のお知らせ

55冊目の単著になりますが、新刊のお知らせです。

『税法読書術』(大蔵財務協会)が刊行されました。Amazonでは発売日が遅くなっていますが、すでに書店には置かれ始めています。

税法をテーマにした「読書」についてのエッセイです。

気軽にお読みいただき、お楽しみいただければ幸いです。

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新刊『分かりやすい「法人税法」の教科書』(光文社)が発売されました。

『全ビジネスパーソンのための 分かりやすい「法人税法」の教科書』(光文社)が,本日発売されました。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/4334950973/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_uL44CbZ3GZF90

 

・『分かりやすい「民法」の授業』(光文社新書,2012年)

・『分かりやすい「所得税法」の授業』(光文社新書,2014年)

に,次ぐシリーズ第3弾になります。

法人税法のテキストとしては,これまで司法試験の選択科目でありながら「租税法」のテキストの一部として解説されているものの,独立した税目(法律)として扱った法律書(概説書)が少なく,また,会社法や会計との絡みがあるにもかかわらず(そのため法学を学ぶ人にはなじみにくさもある),試験では「法的な問題」のみが問われる司法試験の学習においても,計算が重要になりながらも大学院(特に法学研究科)で法学として研究する際には「条文・判例」が極めて重要になる大学院における法人税法の学習の初歩においても,これらを整理した概説書(入門書)がほとんどない状態になっていたように思います。

現在では,昨年(2018年)に初版が刊行された,渡辺徹也『スタンダード法人税法』(弘文堂,2019年3月に第2版が刊行)が登場し,学習の素材としてのテキストの充実化が実現していますが,本書は4年前(2015年)の3月に原稿としては書き終えていたものです。ただ,書き終えた直後に法律事務所から大学に移籍したこともあり,また毎年の改正が多くある分野であるため,刊行のタイミングがなかなかうまくあわずに時間が経過してしまいました。

そのような経緯があったのですが,このたびようやく完成しました。

国際課税を除き,法的問題については入門書ではありますが,かなりの分野を網羅しましたので,ボリュームが増え,かわりに1つ1つの解説は短く終えられており,いたらぬ点もあるかもしれませんが,新たなテキストの1つとしてご活用いただければ嬉しく思います。

 

 

 

 

 

 

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新刊のお知らせ『もしも世界に法律がなかったら 「六法」の超基本がわかる物語』

新刊が発売されました。
『もしも世界に法律がなかったら 「六法」の超基本がわかる物語』(日本実業出版社)です。
主人公のジュリ(女子中学生)が、法律(六法)のない世界を順に体験していく物語(小説)です。


六法の超基本部分の解説だけでなく、時事ネタ(最新の改正情報)なども入れました。

初めて法律を学ぶ人(中学生、高校生、大学生)に向けて「法律」に興味をもってもらえるように物語を紡ぎました。

しかし、法律をすでに学んでいる方や、専門家の方にも読んでいただき、「法律がない」世界の物語から、「法があることの意味」を改めて考えていただくきっかけにもしていただけたら嬉しく思います。

書店でみかけたら、ぜひお手にとっていただければ幸いです。感想もお待ちしております。

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